\ 家の空気感まで運び出す、施設入居時のお片付け /
80代のお父さまの施設ご入居に伴う、ご自宅のお片付けを50代ご子息さまからご依頼いただいた時のお話です。
お父様の認知症が進んだことがきっかけで施設入居を決められました。
お片付け当日、お父さまに施設に持っていかれたい物とご不要なものをご子息さまと一緒に選別していただくようお願いしました。
お父さまは選別を進めるうちに「これも要る。あれも必要。」と、お家の中の家財道具のほとんどを選ばれました。
しかし、今から入居される施設には必要最低限の量しか持っていけません。
ご子息さまも困られ、「そんな量は持っていけないよ。本当に必要な物だけ選んで。」とお父さまを説得され始めました。
それを受けてお父さまもますます拒否の主張を深められます。
しかし、お父さまの「全部持っていきたい」というお気持ちもわかります。
介護事業を前身とする私たちは、施設ご入居者様が、住み慣れた場所を離れ新しい生活に不安を感じられているお気持ちを受け止めたい思いがありました。
そこで、「とりあえず欲しい物を全部持って行き、施設の自室に据えてみて、入りきらなければ持って帰る」ことを提案しました。
お父さまも頷かれ、トラックを満杯にしてそのまま施設に向かいました。
新しいお部屋に荷物を据えてみると、入りきらない家財が出てきました。
その様子を見たお父さまは「じゃあこれは要らないや」とご納得された様子で荷物を選別されはじめました。
お父さまとご子息さまと一緒に相談しながら、必要な物を据えていきました。
そのうえで、私たちはお父さまとご子息さまに、「もともとのご自宅の居間に置いてあった家具を、新生活への不安が除かれるまで1週間程この部屋に置いておく。」ことを提案しました。
同時に、自分の生活の場として落ち着かれた頃に不要な家具を取りに来れる旨もお伝えしました。
現場を見ていた施設長やケアマネジャーさんが「そんなこと提案してくれる業者見たことないよ」と声をかけていただき、
ご子息さまからは、「気持ちを汲み取り、父の気が済むまで付き合ってくれてありがとう」と嬉しいお言葉をいただきました。
弊所の代表はよく「家の空気感まで運び出したい」と申します。
ゴーゴーお片付け南大阪営業所では、
「生活に慣れている今の家に居続けたい。」
「これまでと変わらない暮らし」
というお気持ちに寄り添える【介護目線の家財整理事業】に挑んでいます。
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